秋麗がめちゃくちゃ好きという話
秋麗がめちゃくちゃ綺麗ですごく好き。
何が綺麗って歌詞が美しい。
初めてタイトルを見た時は、「しゅうれい」って読んでました(一応、間違ってはないらしい)。サビまで聞いて「あきうらら」か!って気付きました。
AメロBメロは恋をしていて既に成就している大人の女性の日常の歌詞。
凄くできる女っぽくってカッコイイ。でも歌詞の端っこには日曜に会ったのにもう会いたいなという恋する女の子が滲み出ていて、可愛い。
Aメロでは日曜に彼と会って、幸せだった週末を引きずりながら、平日に戻って行く様を、Bメロではトーストとか忙しいとか日常に戻りながらも、彼を想ってる。
そんな主人公の日常が簡潔に出ているのが2番のBメロだと思う。
忙しい毎日を
テキパキとこなし
週末が近づけば
女の子になる
はーーーー好き。
私、恋愛で苦しくて何にも手につかないわみたいな歌詞がそんな好きじゃないんです。
だから、貴方に会いたいって気持ちを他所に、良い女として日常を過ごしてるこの曲の主人公がめっちゃ好ましい。
実際、良い女という自負があるのがBメロの一行目に出てるのにBメロの最後には自分で自分を女の子って呼んでるのが可愛い。こんなにお洒落な曲なのに、主人公の女の子も成人した社会人っぽいのに表現がいちいち可愛い。
そして、Cメロ。
ここで私は、この曲が週末くらいしか忙しくて会えない二人が平日の夜、忙しい時間を縫って会いに来た曲なんだなって気付きました。
一番では主人公が彼を呼び出して、二番では彼が主人公を呼び出してる。
一番は
わがまま言わない約束を
今夜は破ろうかな
という歌詞で、ちょっと小悪魔な良い女感出てて、
二番は
あなたも今日は甘えん坊
そんな日もあるんでしょう
少し嬉しいな
という歌詞で、彼も会いたくて会いに来てるのが分かって、嬉しそうな主人公が可愛い。
忙しい平日でもお互いに会いたいと分かって、心が重なってる。
で、サビですよ‼︎ めちゃくちゃ綺麗なポイント!!
まず、秋麗の説明なんですけど、
秋麗【あきうらら・しゅうれい】とは
麗(うらら)かに晴れ渡る秋の日。秋、陽気よくて長閑(のどか)なこと。
「麗(うらら)・麗か」は、晴れ晴れとした気候で心地いい感じをいう。(日本語表現インフォより)
で、秋の季語らしいんですよね。春のように長閑でうららかな様。
でも、一番のCメロで主人公、今夜は少し寒いわって言ってるんですよね。寒いから彼に会いたいのかも知れない。彼に会えないから寒いのかも知れないですけどね。
だから、本当は主人公にとって天候は関係なくて、平日に会いに来てくれた彼と見るのが嬉しくて、秋の夜空が晴れ晴れしく見えるっていう心象描写なんですよね。
いや、可愛いかよ。
ここで唐突に出てくる沖縄の夜空も彼と二人で旅行に行って見た夜空なんでしょう。
だから、来週は二人でと遠出がしたくなる。
あーーーーーーーーーー可愛い。私が彼氏になら望むところどこにでも連れて行ってあげたい(でも、多分主人公は「二人」で忙しい日常から離れてどこかに行きたいんだと思う)
次にくる天高くも秋の季語ですね。
で、恋もうららかできらめいている。
恐らく都会?の空が沖縄の夜空と同じくらい綺麗に見えるのも、恋がうららかできらめいているのも、彼に会えて嬉しいから。
もーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ごちそうさまです!!!!!!!
この曲、お洒落な歌詞とメロディで見失いがちですけど、めちゃくちゃ惚気られてるんですよね。
でも、大人の女性が可愛くて幸せな恋愛を歌ってるの、最高。可愛い。大好き。
こんなにも健康的な恋愛してるモー娘。の曲、なんやかんや少数派な気がする。
これが、つんく♂が書いてるの本当にすごいんだよね。
つんく♂さん前世100の恋愛をした女か何かだったの?